伝え方

自分の意見を上手に伝えるためには?【考え方とコツを解説】

悩んでる人

なかなか自分の意見が言えない・・・・・

反論されたり、気分を害してしまうのが不安で、

上司の前や会議でも黙ってしまうし・・・・

どうにか自分の意見をうまく伝えられるようになれないかな。

こうした悩みに答える記事です。

「自分の意見をはっきりと言えない」という方は多いと思います。

特に職場の上司、または会議の中で上手に自分の意見を述べるのはかなり難しいのではないでしょうか。

ほとんどの場合、

悩んでる人

反論されたらどうしよう・・・・

あの人と違う意見を言ったら、気分を害するかも・・・・

このように、たとえ自分の考えがあったとしても、発言する前に不安になってしまうんですね。

そういった不安から、何かを相手に伝えることに苦手意識を持ってしまい、ますます自分の意見が言えなくなったり・・・・

相手からは

  • あの人は自分の意見がない
  • あの人は何を言っているのかわからない

このように思われてしまうんですね。

oni

はじめましてoni(おに)と申します。
コミュニケーションの悩みを解決できるコンテンツを運営してます。
僕の簡単な経歴は以下のとおり。

  • 接客業(ホテル・販売など)の社員経験24年
  • 店長及び関東エリアチーフの経験あり
  • 新人教育も担当

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本記事の内容

  • 自分の意見を上手に伝えるための考え方5選
  • 意見を伝えるための2ステップ
  • 意見を上手に伝える6つのルール

結論、世の中に「間違った意見」など存在しない。考え方を変えれば、上手に自分の意見を伝えることができます!

この記事を読めば、自分の意見を上手に相手に伝えることができるようになります。

・相手と反対の意見を言ったら失礼かもしれない・・・・・

・相手に自分の意見を反論されたら傷ついてしまうかもしれない・・・・

こういった考え方自体が「自分の意見を伝える」ことの意義から大きくずれています。

「自分の意見を伝える」ための考え方を学ぶことができれば、きちんと相手に伝えることができるようになりますよ。

職場で自分の意見が言えない方反論が怖くて意見を言うのが不安という方は、ぜひ最後まで本記事を読んでください!

oni

24年以上の接客業務を通して、たくさんの人と接してきた僕の記事ですので、多少は信ぴょう性はあるかと。

自分の意見を上手に伝えるための考え方は以下の5つ。

自分の意見を上手に伝えるための考え方5つ

  • 「間違った意見」など存在しない
  • 意見を言うことは特別なことではない
  • 意見を伝えること自体が「貢献になる」
  • 議論と喧嘩は全く別物
  • 自分という「意見人」を把握する

一つずつ解説しますね。

「間違った意見」など存在しない

悩んでる人

自分の意見が間違っていたら嫌だな・・・・・

会議にしろディスカッションにしろ、人は誰でもこのように考えてしまうものですよね。

しかしほとんどの人がこのような考え方をしてしまうために、「間違った意見」というものが前提にできてしまうんですね。

そもそも意見というのは、一人一人が頭の中で作り出すものです。

例えば、学生の授業で「英語は読み書きよりも、実際に会話を実践すべきだ」という意見に対して、

悩んでる人

確かに会話ができなければ意味がない!

と意見する人もいれば、

中途半端な会話よりも、まずはしっかりと英語のロジックを学ぶべき!

悩んでる人

と意見する人もいるはずです。

意見というのは、その人の経験や知識、性格によって異なるものです。

人間の性格や個性が千差万別であるよに、意見だって千差万別あるものなんです。

多様な意見があるからこそ、ディスカッションで意見交換をする意義があるんですね。

ですから、意見はみんなが違って当然なんです。

そこに「正しい意見」「間違った意見」というものは存在しません。

oni

それぞれ賛同できる意見の「好み」はあれど、「正しい」「間違っている」というものはないんですね。

意見を言うことは特別なことではない

意見というのは「正しいかどうか」ではなく、「説得力があるかどうか」で判断するものです。

説得力のある意見というのは、きちんとした根拠がある意見のことです。

例えば、前述した「英語は読み書きよりも、実際に会話を実践すべきだ」という意見の場合。

悩んでる人

学生のうちから、海外の人と実際に触れ合うことで、

英語の素晴らしさやコミュニケーションの楽しさを実感できる!

という根拠があってはじめて「説得力のある意見」と呼べるのですね。

ここで注意してほしいのが、大勢が賛同する意見が正しいとか、専門家が言っているから正しいというのは違うということ。

ましてや上司や先輩に反対されたからといって、自分の意見が「間違った意見」になるということは絶対にありません。

意見の良し悪しを決めるのは、「誰が」その意見を言ったのではなく、その意見で「何が」言われているかなのです。

かといって、実際に「意見を伝える」となると、何か特別なことのように思うかもしれませんよね。

しかし、考えてみてください。

友達と会って、「ランチ何食べる?」という会話になったとします。

悩んでる人

僕は和食が食べたいな

僕はイタリアンが食べたいよ!

悩んでる人

このように意見の違いが生まれたとしても、

悩んでる人

昨日は油物を食べたから、少しあっさりしたものが食べたいんだ

昨日は夕飯を食べそびれたから、味の濃いものをしっかりと食べたいんだよね

悩んでる人

このようにお互いにしっかりとした根拠があるかもしれません。

したがって2人の言い分は立派な「意見」なわけです。

その時に「和食が間違っていて、イタリアンが正しい」などと考える人はほとんどいませんよね。

つまり「意見を伝えるという行為自体は、特別なことではない」ということをしっかりと理解してほしいのです。

会議や職場でほ発言というのは、普段の意見のやりとりの延長にあるものなのです。

意見を伝えること自体が「貢献になる」

会議や上司との会話で、

悩んでる人

この場の空気を乱したくな・・・・

という気遣いで意見が言えないこともありますよね。

日本人特有の「空気を読む」という感覚は、それ自体は素晴らしいものですが、今はグローバルな時代です。

もはや「空気を読んで黙り込む」のでは、会議やディスカッションに「貢献」できていないことになってしまいます。

意見を上手に伝えるためには「人は誰もが違うからこそ、面白い」という意識を持つことです。

この前提がなければ、一人ひとりの「違う」意見を尊重するとなど到底できません。

  • 「空気を乱したくない」という感覚が意見を言えなくしている
  • 「自分はこういう個性だからこそ、こんな意見を持っているんだ」と考える
  • 会議やディスカッションにおいて、「同意見」ばかりでは生産性は低い

こういった考え方に方向転換していくことが大事なんです。

例えば、

悩んでる人

英語教育で、いきなり会話を実践すると言っても、外国人を前に緊張や不安で英語が嫌いになってしまうかもしれない。

だからこそ、読み書きで英語に慣れておく必要があるんだ!

という意見を言ったとします。

しかし別の人から、

読み書きで英語が嫌いになる可能性もあるし、実際に外国人と会話することで、

楽しさを感じると思うんだ!

悩んでる人

という意見が出るかもしれません。

このように異なった意見が出るからこそ、会議や議論は発展していくわけですよね。

また自分の意見がきっかけとなって、他の人が意見を言いやすくなることもあります。

だからこそ、議論において「自分の意見を言うことは、その場に貢献すること」なのです。

oni

会議や議論に参加するなら、「空気を乱さない」という消極的な姿勢ではなく、

「自分だからこそ言える意見」で積極的にその場に貢献するようにしましょう!

議論と喧嘩は全く別物

悩んでる人

自分の意見を大事にして、言いたいことを言って議論したら喧嘩になるんじゃないかな・・・・

と不安になることもありますよね。

そこで「議論」と「喧嘩」の違いを解説します。

議論と喧嘩の違い

  • 「自分の意見を是が非でも通したい」という大前提がないのが「議論」

    「自分の意見を是が非でも通したい」という大前提があるのが「喧嘩」
  • 発言の根拠が「感情」ではないのが「議論」

    発言の根拠が「感情」であるのが「喧嘩」
  • 意見が違う場合、「相手が間違っているのではなく、自分と違うだけ」と考えるのが「議論」

    意見が違う場合、「相手が間違っている」と考えるのが「喧嘩」

議論が目指すものは「お互いに質問やコメントを言い合って、時には反論することで、より良いものを作り上げる」ことです。

大前提として、議論は「考えを発展させる場」です。

oni

喧嘩でのコメントや反論は火に油を注ぐ結果になりますが、

議論では「より良いもの」を作り上げるために絶対に必要な材料なんですね。

自分という「意見人」を把握する

普段自分が「何を思い共感し、どんな反応をしている」のかを把握するのも大事です。

例えば、テレビやネットなどのニュースを見て「自分はどう思うのか」を自問してください。

自問の答えは「びっくり」「かっこいい」「かわいそう」程度のもので大丈夫です。

次に「なぜそう思うのか」という「根拠」を考えましょう。

自分なりに納得のいく「根拠」であれば全然問題ありません。

紙に書いたり、口に出す必要はなく、自分の頭の中で黙々と行なって普段自分はどういうことを感じているのかを意識することが大事です

例えば「英語の授業は読み書きよりも、実際に会話を実践すべきだ」というニュースに対し、

A:(自問)それは大いに賛成だ→(根拠)読み書きしても、実際の会話では頭が真っ白になってしまうだろうから

B:(自問)まずは読み書きができる方がいい→(根拠)単語や文章の構成がわからないと、結局は会話にならないだろうから

このように人それぞれ、その人なりの思考パターンがあります。

上記の例で言うと、

A:「とにかく実践で英語に慣れていくことが大事」という考え方

B:「前提として単語や文法の知識がなければ、会話にならないのではないか」という考え方

oni

テレビやニュースから「自分の考え方にはどんなパターンがあるのか」ということにも意識を向けると

自分の個性の輪郭もはっきりしてくるはずです!

説明や描写に限らず、誰かに何かを伝えるという作業は基本的に2ステップ構造で行うといいです。

意見を伝えるための2ステップは以下のとおり。

意見を伝える2ステップ

STEP1:自分が伝えたい「何か」を自分でしっかり理解する

STEP2:相手目線で考える

一つずつ解説しますね。

STEP1:自分が伝えたい「何か」を自分でしっかり理解する

相手に伝える前に、その「何か」を自分は本当に理解しているのかをチェックしてみましょう。

なぜなら自分が理解していないものを、相手は理解できません

自分の理解度のチェックは以下の3つ。

理解度のチェック3つ

  • 幼い子供に説明するつもりで話してみる→簡単な言葉で説明できなければ理解が浅い
  • カタカナ語を掘り下げる→自分の言葉に置き換えられなければ理解が浅い
  • 5W1Hについてツッコミを入れてみる→「いつ?」「理由は何?」など

幼い子供に説明する場合、理解が浅い状態では誤魔化しは効きませんし、難しい言葉を使って「わかったフリ」もできませんよね。

つまり優しい言葉で説明できない部分が「自分が理解していない部分」だということです。

ビジネス英語などのカタカナ語も、相手が専門知識がなければ伝わりません。

カタカナ語を相手がわかるように自分の言葉に直せなければ、それも「理解していない部分」ということになります。

また、話の構成においても5W1Hに自分自身でツッコミを入れることも大事です。

自分が伝えたい「何か」に対して、

  • When・・・・いつ
  • Where・・・・どこで
  • Who・・・・誰が
  • What・・・・何を
  • Why・・・・なぜ
  • How・・・・どのように

をしっかり答えることができなければ、やはり「理解が浅い」ということになってしまいます。

STEP2:相手目線で考える

話し合う男性たち

次にしっかりと理解していることが理解できたら、「相手に伝える」というSTEPに移ります。

その際に注意したいのが「徹底して相手の目線で考える」ということです。

当たり前のように感じるかもしれませんが「伝える」ということは、相手があってはじめて成り立つものです。

すなわち「相手が理解できないような伝え方は、伝えてないに等しい」のです。

誰かに話をする前にちょっと考えて、

「自分にとっては当たり前のことだけど、相手にとっても当たり前だろうか・・・・」

「何から話せば、相手はついてきやすいだろうか・・・・」

「この言葉で相手は理解してくれるだろうか・・・・」

などと自問するクセをつけることができれば、いざという時に効果を発揮するんです。

説明や描写をするときのポイントは下記の2つ。

説明・描写ぼポイント2つ

  • 相手にとって分かりやすい言葉で話すこと
  • 相手にとって分かりやすい順番で話すこと

一つずつ解説しますね。

相手にとって分かりやすい言葉で話すこと

まずは相手がどんな知識やバッググラウンドの持ち主かを考えましょう。

その上で「そういう相手なら、こういう言葉使いだと理解してくれるな」と考えていくわけです。

相手がどんな人かわからない場合、専門用語はなるべく避け、誰にでもわかる言葉で話します。

特にビジネス英語などは、相手の理解が得られにくいので。

どうしても使いたいキーワードがある場合には、例えば、

悩んでる人

〇〇ということを、お聞きになったことはありますか?

などと質問し、相手が理解していることを確認しながら話を進めていきましょう。

相手にとって分かりやすい順番で話すこと

自分の意見や説明を伝える際には、「伝える順番」が全てになります。

これは「型」を意識して話す練習をすれば、相手の理解を得やすくなります。

「型」というのは、

  • 話はじめから、話終わりまでの組み立て
  • 最初にこれを話し、次にこれを話し、最後にこれを話すという会話の順番

「型」を使うメリットは以下の5つ。

「型」を使うメリット5つ

  • どの内容を、どの順番で話せばいいのか迷わない
  • 結論(何についてなのか)が正確に伝わる
  • 根拠・理由が明確になる
  • 論理展開が破綻しにくい
  • 情報のヌケやモレがなくなる

次に代表的な話し方の「型」を解説していきます。

代表的な型は以下の2つ

  • 逆三角形型・・・・結論→説明の順番で話す
  • PREP法・・・・結論→理由→具体例→結論の順番で話す

逆三角形型もPREP法も、「結論を最初に述べる型」です。

結論とは、「自分が一番伝えたいこと」「相手が一番知りたいこと」です。

oni

「結論」を先に伝えることで、聞き手は話の目的(何の話なのか)がわかった上で話を聞くため、

理解度が高まるんですね。

逆三角形型

逆三角形型は、先に結論を伝え、次に結論に至った経緯・理由・根拠・補足事項を説明する型です。

話を進めるほど、重要度が低くなっていくため「逆三角形型」と呼ばれます。

例えば、聞き手が以下のように聞いてきたとします。

悩んでる人

来週の水曜日に、部署の親睦会を開催しようと思うのですが、参加していただけますか?

それに対して話し手は、

残念ですが、参加できません。来週の水曜日には友人と会う約束があすのです。

またの機会に参加させてください!

悩んでる人

このようにまずは、

参加できません(結論)→友人と会う約束をしている(理由)の順で述べます。

この場合、聞き手が一番知りたいのは「親睦会への参加可否」ですよね。

まず何よりも、参加できるか否かの結論を聞き手に伝えることで、聞き手にもストレスはかかりません。

反対に、

親睦会ですか!

前回の親睦会もずいぶんと盛り上がったみたいですね。

水曜日は田舎から友人が遊びにきてまして、会う約束をしてるんですよ。

なかなか会う機会もないのでどうしても断れないので・・・・・

親睦会には参加したいですが・・・・やはりちょっと難しいかと思います・・・・

悩んでる人

このように参加できない理由ばかりを先に話してしまうと、前置きが長くなりますよね。

なかなか結論が出ない話に相手は苛立ちを感じてしまうかもしれません。

PFREP法

PREP法を使うと、話の展開が論理的になります。「論理的」とは誰でもわかるように事実を積み上げていくことです。

PREP法

  • Point(結論)・・・・「〇〇の結論は、〇〇です」
  • Reason(結論)・・・・「〇〇の結論は、〇〇です」
  • Example(具体例)・・・・・「例えば、〇〇という事例がありました」
  • Point(結論)・・・・・「ですから〇〇の結論は、〇〇です」

PREP法は逆三角形型の「説明」部分を「理由」と「具体例」に分けて提示し、最後にもう一度「結論」で締めくくります。

PREP法は「結論を二度伝える」ため、逆三角形型よりも説得力が高まります。

例えば、会議日程の変更を申し出たい時、

悩んでる人

〇月〇日の会議の日程を、〇月〇日に変更していただきたいです(結論)

なぜなら他業務で早急に対応しなければならない案件がございますので(理由)

具体的に言いますと、来週のB社の商談資料を早急に先方に送って欲しいと依頼を受けております(具体例)

ですから、〇月〇日の会議の日程を、〇月〇日に変更していただくよう、お願いいたします(理由)

このようにPREP法で伝えると、聞き手の理解・納得を促すことができます。

さらに依頼や提案を受け入れてもらいやすくなるというメリットもあります。

oni

はじめはぎこちないかもしれませんが、会話の「型」に慣れていくことで、

自分の意見や説明をわかりやすく相手に伝えることができるようになりますよ!

関連記事のURLを下記に貼っておきますので、ぜひ合わせてチェックして下さい!

考えを伝える前にやるべき3つのこと【伝えるコツと注意点も解説】

【なぜ伝わらないのか?】相手の理解を得る他者意識3つのポイント

【もう悩まない!】自己主張が苦手な人の特徴と改善方法を解説

【仕事効率アップ!】説明力を鍛える3つの力

意見を上手に伝えるためにはある程度のルールがあります。

ルールは以下の6つ。

意見を上手に伝える6つのルール

  • この世に「間違った意見」など存在しない
  • 聞き手は審査員ではない
  • 自分と相手の「常識」は違って当然
  • 人の話は最後まで聞こう
  • 相手の意見は「まずは受け止める」が鉄則
  • 「反論=人格否定」ではない

一つずつ解説しますね。

この世に「間違った意見」など存在しない

繰り返しますが、意見に「唯一絶対の正解」などは存在しません。

つまりこの世に「間違った意見」などないのです。

上司や偉い人と違う意見だからといって、「間違った意見」というわけではないのです。

これは意見を伝える際の、基本中の基本です。

他と違う意見=間違った意見ではないのです。

他の人と同意見であることは、確かに安心感もありますが、

悩んでる人

きちんとした根拠があるんだから、他と違う意見はむしろ立派だ!

と考えることが大事です。

聞き手は審査員ではない

意見を伝えることに慣れていないうちは、どうしても聞いている人が自分の意見を「審査」しているように感じてしまいます。

「こんなこと言っていいのかな・・・・」「間違ってたらどうしよう・・・」「反論されたりしないかな・・・・」

このように感じてしまうのは当然です。

大前提として意識して欲しいのは、面接や試験のように誰かに値踏みされるような場であっても、

意見を伝えることは「自分のことをしっかりと理解してもらう」ということ。

面接であれ、1対1であれ、会議であれ、基本的には相手とのコミュニケーションです。

ですから、

・自分のことを相手にどれだけ理解してもらえるか

・相手とどれだけスムーズにコミュニケーションを図れるか

ということがポイントなんです。

自分と相手の「常識」は違って当然

自分の「常識」は、多くの場合相手の「非常識」です。

人はそれぞれ性格や価値観、経験が違うわけですから、自分と相手の意見が違うのは当然なんですね。

違って当然だからこそ、自分とは違う常識を持った人間と意見交換をするわけです。

とはいえ理解してもらうためには、相応の工夫をする必要もあります。

その工夫というのは、前述したように「相手目線で考える」ということ。

相手目線に立って考えるということは、相手を尊重することです。

oni

意見を伝えあったり、議論をするときには、相手を尊重することは必須です!

人の話は最後まで聞こう

人の話を最後まで聞くというのは、意外に難しいものです。

気をつけるべきポイントは2つ。

1、相手の話を遮らないこと

相手の話を遮るというのは、相手の発言の自由を妨害するようなものです。

誰かが話しているときに、

  • 深く共感したとき
  • 反発心を抱いたとき

こういった時に発言したくなりますが、グッと我慢してください。

相手の話を遮るというのはルール違反です。

自分の意見も相手に受け入れてもらえなくなりますので。

2、話の途中で話全体の価値付けをしないこと

人の話には深みや結論があります。

ですから途中まで聞けば、全てわかるというものではないのです。

最後まで話を聞かずに「この意見はいい(悪い)」などと、絶対に価値づけをしないこと。

自分の気持ちは相手の意見をきちんと理解できるまでは、保留する癖をつけましょう。

相手の意見は「まずは受け止める」が鉄則

会議や議論において、相手がどんな意見を言ってきたとしても「まずは相手の意見を受け止める」ということを徹底してください。

相手の意見を受け止めるというのは、単に賛同・丸呑みするということではありません。

相手が〇〇と言ってきたら、

悩んでる人

そうですか、あなたは〇〇とお考えなのですね

相手の意見を「肯定する」ということです。

内容がどんなものであれ、とにかく受け止めます。自分の意見や反論はその後からすれば良いのです。

大事なのは相手の意見を受け止めることで、相手を人間として「意見人」として尊重することです。

例えば、以下のようなやり取りです。

悩んでる人

私は〇〇については、□□だと思います

なるほど、そいう考えもあるのですね(まずは受け止める)

でも、私は〇〇だと思っているんです(自分の意見を言う)

悩んでる人

このような流れになれば、相手も「この人の意見を聞いても良いかな」という気持ちになるものです。

「反論=人格否定」ではない

自分なりに一生懸命述べた意見を反論されると、どうしても「人格否定」された気持ちになりますよね。

反論されることで、「お前はダメだ」と感じてしまうのはなぜでしょうか?

それはおそらく、意見というものに「その人の価値観や性格、物の見方」が反映されているからです。

しかしそうはいっても、その図式は正しい物ではありませんよね。

意見はその人の自己表現ではありますが、その人の考えのほんのひと部分です。

つまり人の出す意見などは、「試作品」みたいな物なんですね。

そんなもので、その人の全体を云々するのは、あまりにも馬鹿げています。

もし反論されて「自分はダメだ」と感じてしまう場合には、「事実はどうなのか」と考えてみてください。

本当に相手は「じぶん」のことを「ダメ」と言ったのでしょうか。

「自分はダメ」という思いは、ほとんどの場合、客観的な事実ではなく自分の解釈です。

本記事では自分の考えを上手に伝えるための考え方とコツを解説しました。

会議や議論など、どうしても自分の意見を上手に伝えるのが苦手な人が多いです。

しかし、

悩んでる人

人それぞれ個性や性格が違うように、意見にも違いがあるのは当然なんだ!

と考えられるようになれば、徐々に自分の意見を伝えやすくなっていくはずです。

まずは本記事で紹介した以下の考え方を意識しましょう。

自分の意見を上手に伝えるための考え方5つ

  • 「間違った意見」など存在しない
  • 意見を言うことは特別なことではない
  • 意見を伝えること自体が「貢献になる」
  • 議論と喧嘩は全く別物
  • 自分という「意見人」を把握する

上手に意見を伝えるための5つの考え方を意識した上で、以下の伝え方2つのSTEPに挑戦してみてください。

意見を伝える2ステップ

STEP1:自分が伝えたい「何か」を自分でしっかり理解する

STEP2:相手目線で考える

考え方と伝えるSTEPに慣れていくことで、格段に自分の意見を上手に伝えられるようになっているでしょう。

さらに細かいコツは以下を参照してください。

意見を上手に伝える6つのルール

  • この世に「間違った意見」など存在しない
  • 聞き手は審査員ではない
  • 自分と相手の「常識」は違って当然
  • 人の話は最後まで聞こう
  • 相手の意見は「まずは受け止める」が鉄則
  • 「反論=人格否定」ではない

意見は違って当たり前です。そしてどの意見にも価値があり、意味があるんです。

この世には、「間違った意見」など存在しません。

経験や性格、個性が千差万別であるように、意見も千差万別なんです。

大事なのは「自分を理解してもらおうとすること」です。

そのために伝える努力が必要になるんですね。

oni

すぐにでも実行できることばかりですので、ぜひやってみてください!

必ず自分の意見を上手に伝えることができるようになりますので。

この記事が皆様の参考になれば幸いです。

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