職場の人には感謝してるけど、最近は「ありがとう」って言えてない・・・
士気がさがってるせいか、職場のまとまりも良くない気がする。
お互いの感謝や思いやりが目にみえるようになったら、職場の雰囲気も良くなるのに・・・
感謝の効果を職場で共有したい!
こういった要望に応える記事です。
どんな人でも他人から「どうもありがとう」と感謝されると、とっても幸せな気持ちになりますよね。
普段の生活でこの「ありがとう」をどれだけ言っているかで、その人の「幸福度」も変わってきます。
職場の場合、仕事の状況などもあって、どうしても相手のことをしっかり観察することが難しくなってしまいます。
結果的にささいな感謝も口に出せない人が非常に多いです。
はじめましてoni(おに)と申します。
コミュニケーションの悩みを解決できるコンテンツを運営してます。
僕の簡単な経歴は以下のとおり。
- 接客業(ホテル・販売など)の社員経験24年
- 店長及び関東エリアチーフの経験あり
- 新人教育も担当
※詳しいプロフィールはこちら。
結論、「ありがとう」と感謝の言葉を口に出せば、人間関係も円滑になって職場の幸福度も上がります!
「ありがとう」、このひと言が職場を良い方向に導きます!
この記事を読めば、まわりの人に感謝を伝える意義と職場の幸福度が上がるのを実感するはずです。
感謝の言葉をあまり口にしていない方、職場での幸福感を感じられない方は、ぜひ本記事を最後までお読みください!
24年以上の接客業務を通して、たくさんの人と接してきた僕の記事ですので、多少は信ぴょう性はあるかと。
「ありがとう」が職場に与える5つの効果
「ありがとう」という感謝の言葉が、職場に与える5つの効果は以下のとおり。
ひとつずつ解説しますね。
人間関係が円滑になる
「ありがとう」を口にすると、人間関係が円滑になっていきます。
職場で感謝の言葉を口にする習慣ができると、お互いが顔を合わせるだけで「幸福感」が増すようになります。
それは「ありがとう」をいわれると、
自分のことを見てくれてたんだ、なんだか認められた感じがして
嬉しいなっ!
と相手が幸福感を感じて、あなたに親近感を抱くようになるから。
具体的に「〇〇さん、〜をしてくれてありがとうございます!」と感謝を述べれば、
より細かいところまで「気がついてくれた!」という気持ちになり、信頼感も高まります。
だから素直に「ありがとう」を言える人は、まわりから好かれ、頼られるんですね。
相手のモチベーションを上げる
職場で「ありがとう」をいうことで、もっとも期待できる効果は、相手のモチベーションを上げることです。
たとえ仕事の成果が出なかったとしても、毎日の取り組みや努力を感謝してもらえることで、相手の承認欲求が満たされます。
そうすることで、
よしっ、もっと仕事を頑張って、職場のみんなの役に立とう!
と仕事に対する意欲が増すんですね。
感謝された人は「相手のために」「職場のために」という気持ちが強くなり、意欲的に仕事に打ち込むようになるんです。
「ありがとう」という言葉は、それだけ人を動かす力があるんです。
相手が感謝してくれて「喜ぶ」のを見ると、また喜ばせたい!って思いますよね
相手の長所を見るクセがつく
感謝を口に出すようになると、相手の長所をみるクセがつくようになります。
相手に感謝の気持ちを伝えるには、当然ですが相手の行動を見ないといけません。
どんなにささいなことでも「ありがとう」と伝えることで、
相手の行為が「長所として自分の意識に蓄積」されていきます。
そうすると、何かミスや短所が目についたとしても長所のほうに着目するクセがつくんですね。
たとえば、
まあ、今回はミスしたけど、いつも困ってる同僚に声をかけて仕事を手伝っているからな・・・
といったように、相手への好感や信頼が短所を上回るんです。
相手の長所に気づくためには、常にまわりの人に関心をもって見ないといけません。
思いやりや助け合いの精神がうまれる
お互いに感謝を口に出すようになると、しぜんと相手への「思いやり」や「助け合いの精神」がうまれてきます。
それは、相手のささいな気遣いや行動を感謝の気持ちをとおして実感するよになるから。
感謝の思いが「相手にも返したい」「相手に何かしてあげたい」という気持ちになるんです。
〇〇さんには、いっつも手伝ってもらって感謝しかないよ。
反対に僕ができることはないかな?何か困ってることはないかな?
こういった気持ちになることで、職場での思いやりや助け合いの精神がうまれるんですね。
職場への帰属意識が高まり、幸福感が増す
職場で「ありがとう」が習慣化されると、帰属意識が高まって幸福感が増します。※帰属意識とは「その集団の一員という意識」こと
帰属意識が高まって幸福感が増す理由は以下の3つ。
- コミュニケーションが円滑になることで、仕事の確認や相談がスムーズに行える
- 個々の仕事への意欲が上がり、職場での協力体制も向上
- 職場の士気が高まることで生産性が上がる
「ありがとう」と感謝を伝え合うことで、職場の誰もが「自分の存在を認められている」「誰かの役にたっている」と感じて、
結果的に「この職場の一員」という意識を高めるんです。
また「職場の一員」という意識が高まれば、とうぜん仕事に意欲的なったり、積極的に周囲と関わろうとします。
結果として、個人と職場の生産性は上がっていくわけですね。
コミュニケーションが円滑で、士気の高い職場のなかで自分が「しっかりと認められ、そこに属している」という安心感が、職場での幸福感になるんです。
自分の存在を「感謝」として伝えてくれる職場にいられるのは幸せですよね
「ありがとう」で得られるメリット
「ありがとう」で得られるメリットは以下の3つ。
ひとつずつ解説します。
相手に信頼される
まず素直に「ありがとう」と言える人は、相手から信頼されます。
これは前述しましたが感謝を口にすることで、相手が「自分のことを認めてくれた、細かいところまで見ていてくれた」と承認欲求が満たされるからなんです。
感謝を伝える以外にも、人から信頼を得るには、以下の「人間関係の3原則」を意識しましょう!
似ているものだと、「褒める」なども人間関係の3原則を満たして、人から信頼を得ることができます。
「褒める効果」を詳しく知りたい方は、ブログ【褒めるのが苦手な人へ】部下のモチベーションを上げる3つの褒め方のリンクを貼っておきますので、ご覧ください!
仕事が増える
「ありがとう」と感謝をきちんと伝えられる人は、仕事が増えます。
なぜなら礼節のある人間という評価を得られるので、上司やクライアントから「一緒に仕事がしたい」と思ってもらえる可能性が高いからです。
社会人として「礼節のある人」という印象は、仕事をする上では何よりも大事!
これは実際の能力とは必ずしも比例しません。
いやいや、しっかり仕事で結果出してんだから、まわりへの感謝とかいいでしょ?
このように、相手に敬意を示すことができない傲慢な人は「一緒に働きにくい」という印象をもたれます。
仕事は一人でするものではないので、「仕事効率」以外にも「仕事のしやすさ」はとうぜん考えますよね!
相談や誘いが増える
感謝の気持ちをしっかり口にできる人は、相手から好かれて相談や誘いを受けることが増えます。
相手に敬意を示せる人というのは、とうぜん好感は持てますし、話しかけやすいですよね。
なによりもしっかり感謝を示してくれる人は信頼できます。
信頼をしているからこそ、「相談したり、誘ってりしても無礼な対応はされない」という安心感があるんです。
誰でも「自分を傷つけたり、失礼な態度をとる」人とは関わりたくないですからね。
「ありがとう」を習慣付けるコツ
「ありがとう」を習慣付けるコツは以下の3つ
ひとつずつ解説しますね。
毎日誰かに「ありがとう」を伝える意識をする
毎日誰かしらに、感謝の気持ちを伝える意識をしましょう。
毎日職場にいて、誰にも「ありがとう」という機会がないってことはほとんどないですよね。
たとえば
- コピーをとってもらったり
- お茶をいれてもらったり
- 伝言をしてくれたり
細かいことだけでも、かなりの数があるかと思います。
そういった「相手への感謝のポイント」を探すようにすれば、しぜんと「ありがとう」のクセがついてきます。
1日の終わりに「何回ありがとうが言えたのか」振り返る
1日の終わり、寝る前にでも今日は「何回くらいありがとうが言えたかな」と振り返るのも大切です。
ほとんど「ありがとう」を言えていない、もしくは0だったなんて場合には、自分自身に余裕がなくなっている可能性があります。
あれ?最近感謝の気持ちを伝えてないけど、忙しすぎて余裕なくなってるかも?
ひょっとして職場でピリピリした態度をとってないかな?
こんなふうに、自分自身を客観視することもできます。
もし、忙しさで余裕がなくなって職場でピリピリしているようであれば、「明日からまわりに笑顔で接しよう」と改善もできますよね。
「すみません」を「ありがとう」に変換する
感謝を述べるのに「すみません」を使う人も多いですよね。
「すみません」には「感謝」「謝罪」「依頼」の意味があり、とっても使い勝手のいい言葉です。
ただし、意味が広すぎて感謝の気持ちがあいまいになりやすいです。
たとえば、
このように便利な「すみません」を用途ごとに変換してあげると、「ありがとう」という感謝の気持ちも正確に伝わるようになります。
人に何かをしてもらうと、どうしても「どうもすみません」っていっちゃうんですよね。
「ありがとう」を言わない人の心理と対処法
「ありがとう」を言わない人の心理は以下の3つ。
- 気づいていない
- 感謝の気持ちが薄い
- 人見知り
ひとつずつ解説しますね。
気づいていない
そもそも人に何かをしてもらったら、「ありがとう」と言うことに、気がついていない。
なかなか信じ難いですが、感謝の気持ちを伝える習慣のない人はけっこういます。
その人が育ってきた環境で「人に何かをしてもらったら、お礼をいいなさい」ということを教わってないから。
ですから、誰かに何かをしてもらっても「何も」感じないんですね。悪気もなければ、わざとでもないのです。
対処法:こういった人には、なぜ「ありがとう」を言わないといけないのかを、都度説明する必要があります。とうぜん、一回ではわからないので根気よく教えてくしかないでしょう。
感謝の気持ちが薄い
感謝の気持ちが薄くて、他人に何かをしてもらうことが「当たりまえ」になっている。
本人も「やってもらった」ことはわかっているけど、こまやかに感謝の言葉が出ないんですよね。
家族や友人の間でありがちです。
たとえば
- 母親や奥さんが毎日お弁当や晩御飯を作ってくれる
- 友達が遅くまで自分の話を聞いてくれる
- 会社の同僚が仕事を手伝ってくれる
これらは、関係が深くても「当たりまえ」なことではいですよね。
対処法:感謝の気持ちが薄い人は、「薄い」だけで、理解はしていますので、1回きちんと説明しましょう。そうすれば次からは感謝の気持ちを口に出してくれると思います。
人見知り
人見知りで「感謝」「挨拶」「謝罪」ができない人。
本人の性格的な問題ですが、どうしても緊張してしまって、相手に「素直に自分の気持ちを伝えられない」ことが多いです。
人見知りな人に関しては、時間がたって、状況に慣れれば徐々に「ありがとう」を言うようになります。
対処法:人見知りの人には、頭ごなしに怒らないこと。会話で相手の緊張をほぐしたり、反対に自分が何か手伝ってもらったら「ありがとう」と少し大袈裟にいってみてもいいでしょう。感謝されて「嬉しい」と感じれば、相手も感謝の言葉を口にするようになります。
素直に「ありがとう」と伝えられるのと、同じくらい素直に「謝れる」こともまわりからの好感度は上がりますよ。
※「素直に謝れる人」について詳しく知りたい方は、ブログ「信頼度アップ!職場で素直に謝れる人になるには?」のリンクを貼っておきますので、ご覧ください!
まとめ【ありがとうの言葉は、職場を幸福感で満たす】
最後に、松下幸之助の言葉を。
感謝の心が高まれば高まるほど、それに正比例して幸福感が高まっていく
相手が何かを求めなくても、常に自分からきちんと「ありがとう」と感謝の気持ちを述べるのは大切ですよね。
とくに職場では「お互いの手間や労力をお互いのために使っている」ので、なおさらきちんと感謝を伝えるべきです。
お互いに「ありがとう」を言うと、ずごく気分がいいし、モチベーションも上がるよな!
それはお互いに感謝の気持ちを伝えることで、相手への信頼感や安心感を強く感じるからなんですね。
ですから職場で「ありがとう」が増えれば増えるほど、幸福度も上がっていくんです。
以下、「ありがとう」が職場に与える5つの効果を意識して実践しましょう!
「ありがとう」を素直に伝えられる人は素敵です。自分もまわりも幸せにしますので。
この記事が参考になれば、幸いです。