初対面で相手の心をつかむ方法が知りたい!
はじめに「話しやすい」印象を持ってもらえたら、
お互いにリラックスしてコミュニケーションが取れるのにな・・・・
初対面で相手の心を掴む方法は何かないかなぁ。
こういった要望に応える記事です。
ビジネスでもプライベートでも、どうしても「初対面でコミュニケーションを取らないといけない」場面はありますよね。
そんなとき、第一印象で相手に「話しやすそう」「いい人そう」という印象を与えることができれば、コミュニケーションも円滑に進みます。
初対面での人の印象は3〜5秒で決まると言われています。
思い浮かぶものでも、身だしなみ、姿勢、表情など相手に良い印象を与える要素はいくつかありますよね。
初対面であれ、人間関係があってこそ会話は成立します。
つまり相手が「この人と話したい」という印象を持たなければ、コミュニケーションは円滑にならないんですね。
しかしどうしても初対面の人と接する際に、「どんな話をしよう・・・」と会話の内容にばかり目がいってしまう人が非常に多いです。
はじめましてoni(おに)と申します。
コミュニケーションの悩みを解決できるコンテンツを運営してます。
僕の簡単な経歴は以下のとおり。
- 接客業(ホテル・販売など)の社員経験24年
- 店長及び関東エリアチーフの経験あり
- 新人教育も担当
※詳しいプロフィールはこちら。
結論、初対面で相手の心をつかめれば、自然とコミュニケーションは円滑になります!
本記事では、初対面で相手の心をつかんでコミュニケーションを円滑にする方法を解説します。
初対面で良い人間関係を築くのは、
どんな話をするかではなく、どんな印象を与えるか
が大事なんです。
相手に対して「優しそう、しっかりしてそう、頼りになりそう」といった印象を与えることで、
ある程度のことは好意的に受け取ってくれるようになります。
ですから、初対面では「コミュニケーションをとる前の段階」が非常に大事なんですね。
初対面でなかなか人と打ち解けられない方、スムーズにコミュニケーションを取りたい方はぜひ本記事を最後まで読んでください!
24年以上の接客業務を通して、たくさんの人と接してきた僕の記事ですので、多少は信ぴょう性はあるかと。
初対面で相手の心をつかむ方法3選
相手の心をつかむには以下の3つのポイントが大事なんです。
ひとつずつ具体的に解説しますね。
笑顔
初対面で相手の心をつかむ方法として大事なのは、「笑顔」をたやさないこと。
これが人間関係を築く際には、超基礎的なことですよね。
しかし、この「笑顔」ができていない人が意外に多いんです。その理由として以下のものが挙げられます。
- 緊張で表情が固くなってしまう
- 初対面で笑いかけるのが恥ずかしい
- 笑顔が相手に不快な印象を与えてしまうのが怖い
上記のような理由で、笑顔を作るのが苦手という人が多いんですね。
しかし、初対面で笑顔を作るのが苦手な人が多いからこそ、自分が笑顔でいることが相手の心をつかむんです!
初対面での笑顔が相手の心をつかむ理由は以下の3つ。
笑顔の人は無表情の人よりも魅力的に映る
当然ですが、笑顔でいる人は無表情の人よりも、相手には魅力的に映ります。
笑顔を向けられると、相手は「好意を示してくれている・自分を受け入れてくれる」という印象を受けるんです。
反対に無表情の人は「何を考えているのかわからない」という印象で、相手は警戒心を抱いてしまうんですね。
初対面で笑顔を作れる人は、それだけで魅力的に映るんです。
初対面だと、どうしても「不安感」や「恐怖感」が顔に出てしまいますので、自分が思う以上の「大袈裟な笑顔」を相手に向けましょう!
笑顔になることでお互いがリラックスする
次に初対面で「笑顔」を作ることでお互いがリラックスします。
まずは自分自身が笑顔を作ることで、ふっと肩の力が抜けてリラックスできます。
ここで大事なのは、「笑顔」が相手にも伝染して、相手もリラックスできるということ。
理由としては、以下があります。
- 人は無意識のうちに相手の顔に敏感に反応してしまう
- 笑顔を向けられることで、雰囲気が穏やかになる
確かに、赤ちゃんに笑いかけられると、自然と笑みが溢れちゃうもんな!
大人同士でも同様に、笑顔は人から人へ伝染して、お互いにリラックスした雰囲気になるんですね。
笑顔で幸福感がアップする
笑顔を作ることで、幸福感がアップします。
少し科学的にな話になりますが、人は笑うとセロトニンという幸せ物質が分泌されて幸福感を感じるようになります。
さらに、その幸福感は相手にも伝染します。
自分との空間で相手が幸福感を感じるため、
初対面で緊張したけど、話しやすくて素敵な人だな・・・
と相手は和やかな雰囲気になったり、リラックスしたり、好印象をもったりするんですね。
アイコンタクト
初対面の人の心をつかむには「アイコンタクト」も欠かせません。
なぜなら適度なアイコンタクトは相手に安心感を与えるからです。
「目は口ほどにものをいう」というように、相手に言葉同等の情報を送ると言われています。
もし初対面でアイコンタクトができないと、
- 相手に警戒心を抱かせて、印象を悪くする
- 「無視された」「何か隠しているのではないか」と相手を不安にさせる
初対面であろうとなかろうと、コミュニケーション以前に相手の目を見れないと心をつかむことはできません。。
アイコンタクトは、相手の存在を認めて受け入れるということでもあるんですね。
でも、初対面でアイコンタクトってどうすればいいの?
相手の目を見るのって苦手なんだよな!
と思いますよね。安心してください。
誰でもできるアイコンタクトのポイントをご紹介しますので、参考にしてください。
お辞儀
「お辞儀」も相手の印象を左右する大事な要素です。
いくら「身だしなみを整えたり、見た目が素敵」であっても、「お辞儀」がきちんとできなければ、いい加減な人という印象になりかねません。
つまりお辞儀は初対面の相手に自分の「ひととなり」を伝える大事なポイントなんですね。
たとえば、以下のような感じ。
- 綺麗で丁寧なお辞儀ができる→信頼性が高くしっかりした人という印象
- 崩れた、だらしないお辞儀の人→けじめのない、だらしない人という印象
特にビジネスであれば、きちんとお辞儀をできない場合、
この人、きちんと仕事できるのかな?約束を守ってくれるか不安だな・・・
と相手が一緒に仕事をしていくことに不安を感じてしまいますので、注意しましょう!
お辞儀のポイントは以下になります。シチュエーションによって使い分けましょう。
※初対面の人との会話の進め方を詳しく知りたい方は、ブログ【人見知り必見!】初対面でスムーズに会話を続ける方法を解説!のリンクを貼っておきますのでご覧ください!
丁寧な挨拶でコミュニケーションは円滑になる
上記した初対面で相手の心をつかむ方法3つを踏まえて、丁寧な挨拶を意識することでコミュニケーションが格段に円滑になります。
「挨拶でコミュニケーションが円滑になる!」と言われて、
挨拶か・・・・・・・
と思っている方は、挨拶をただの「形式」や「習慣」と考えていますよね。
挨拶に対する「形式・習慣」という考えた方は、まったくもって不正解です!
実際に挨拶の認識が間違っていることで、以下の悪影響が出てしまいます。
- 人間関係の第一歩である「話の重要な機能」を台無しにしている
- 挨拶がきちんとできないことで、「会話の入り口」を失っている
- 結果的に挨拶「しない・できない」人が増えて、人間関係が希薄になってきている
そもそも「誰でも、どこでも、いつでも」できる挨拶は、初対面の相手に最も有効かつ簡単なアプローチなんです!
初対面での挨拶のポイントは以下の2つ。
先手の挨拶
まずは、初対面の人に最も有用なのが、「先手の挨拶」です。
いつでも、どこでも、誰に対しても「先手に挨拶」できる人は、初対面の人との会話をスムーズにしてくれます。
その理由は、以下の3つ。
- 相手に「心を開いている」ことを示す
- 相手の承認欲求を満たす
- 相手の緊張をほぐす
先手の挨拶で、相手に対して「私はあなたと仲良くなりたいです」と心を開いていることを示します。
人は自分に好意を示す人に対して好感をもつ傾向があるので、当然相手も心を開きやすくなります。
また、先手の挨拶によって、相手は「自分の存在が認められている」「自分に敬意を示してくれている」と感じ、承認欲求が満たされることで友好的な印象を抱くんですね。
同時に相手の警戒心がほぐれて、会話の入り口が一気に開くので、コミュニケーションがとりやすくなっていくんです。
挨拶は相手の反応を見ながら
「先手の挨拶」が重要とはいえ、相手の反応を無視して、ただ挨拶すればいいというのは違います。
挨拶をするときは、相手の反応を見ながら、より効果が出るようにしないといけません。
相手の反応を見るポイントとしては、以下の3つ。
- 声の掛け方を振り返る・・・・相手の状況・声の大きさ・自分の挨拶の質はどうだったのか
- 相手の性質を考える・・・・初対面で警戒心と緊張でうまく返すことができない可能性がある
- 警戒心が強く打ち解けようとしない人・・・目を合わせない・腕組みをするなどの警戒心の強い人
ほとんどの場合「先手の挨拶」で、たまたま居合わせた人であっても、和やかな雰囲気になったり、たわいない会話が続くものです。
しかし挨拶の質が悪かったり、相手の状況を考えずに「先手の挨拶」をしても、反応は薄くなってしまいますし、
相手も「状況を考えない人」といった印象を与えてしまします。
相手が警戒心や緊張が強い場合などは、こちらの挨拶にうまく答えることができないこともあります。
また警戒心が強すぎて打ち解けようとしない人などは、より人間関係を築くのに時間がかかってしまうこともあるでしょう。
いくら初対面とはいえ、ビジネスシーンで打ち解けようとしない人はいないとは思いますが、挨拶が返ってこなかったとしても、
その人のことを悪く思わないことです。
結局、相手の心と会話の入口を開くポイントは
- 自分が誰に対しても「先手の挨拶」で敬意を示し続けること
- 相手の性格や状況もあるので、挨拶に見返りを求めず相手を否定しないこと
人間としての成熟度が高ければ、それだけ相手からも好感を持ってもらえますし、信頼されるのです。
※挨拶の効果について詳しく知りたい方は、ブログ人に好かれる挨拶の効果4選【仕事に与える5つの効果も解説】のリンクを貼っておきますのでご覧ください!
初対面で最低限気をつけたいこと
初対面で相手の心を開く方法を解説しましたが、ここでは最低限のマナーとして気をつけたいことを解説します。
ひとつずつ解説しますね。
身だしなみと姿勢
初対面でのお互いの印象というのは、意外と強烈に印象に残るものです。
まだ言葉を交わしていなくても、目から入る刺激によっておおよそが決定してしまうんですね。
そこで基本中の基本となるのが「身だしなみと姿勢」です。
「身だしなみ」といっても、おしゃれをするということではなく、「清潔感のある整った着こなし」をするということです。
ポイントとしては以下の3点。
これらは習慣的なもので、意外とできていない人が多いのです。
特に相手は自分の情報を何も知らないので、単純に目から入った情報で自分の「人となり」を形成してしまいます。
上記の3点の中で、特に気をつけたいのが「靴の汚れ」です。
髪型や洋服のシワはパッと目につくため、気をつける人は多いのですが、どうしても靴の汚れまで行き届いてないケースが非常に多いです。
どんなに髪型をセットしてピシッとスーツを着こなしても、足元が汚ければ「詰めが甘い、取り繕っている」印象は否めないです。
続いては初対面の人に向かう姿勢も非常に大事です。
どうしても初めて会う人を前にすると、以下のようになりがちです。
- 緊張で体がこわばって仕草がぎこちなくなる
- 不安で目線がキョロキョロと泳いでしまう
上記のような状態だと、相手も「この人大丈夫かな」と不安を感じてしまいます。
ですので、背筋はまっすぐに伸ばして、肩の力をほどよく抜いて、目線は相手の顔に向けることを意識しましょう!
話し方
続いて相手の印象を左右するのは「話し方」です。
どうしても緊張していると、ボソボソと喋ってしまったり、早口になってしまいがちです。
初対面で話すときのポイントは以下の3つを意識してください。
声の大きさや高さなどのトーンに気をつけることで、会話の印象はグッと変わります。
たとえば、声の高低でも印象は下記のようになります。
高い声・・・・明るさ、元気さ、若々しさ
低い声・・・・慎重さ、落ち着き、信頼感
相手の話すペースや相手の性質のよって、上記のように声のトーンを変えてみると会話がスムーズになります。
また話すスピードは相手の理解度を左右するので、「ゆっくり、はっきり」と話すことが重要です。
早口で話すと、「落ち着きがない」「何をいっているのかわからない」など、相手にマイナスのイメージを持たれてしまいます。
一方で、ゆったりとした口調でわかりやすく話す人は、相手からの信頼を得やすくなります。
ゆったりと話すメリットは以下の2点。
- 相手の反応を見ながら話せる(理解しているかどうか)
- 自分の伝えたいことを整理しながら話せる
ゆったりと話すメリットとしては、相手が自分の話を理解しているかなど、相手の反応を確認できます。
自分自身も、伝えたいことを順序立てて話す余裕ができますので、相手の理解も得やすくなりコミュニケーションが円滑になるんですね。
声のトーンを意識しながら、ゆったりと話すこと意外に、話の「間」も重要になります。
「間」があることで、話にメリハリができて、相手にも伝わりやすくなります。
大事なことを話す際に、1〜2秒程度の「間」を置くことで、相手の注意を引きつけることができるんですね。
また、一瞬の間をおくことで、相手の意識をこちらに集中させて、記憶に印象付ける効果もあります。
商談などの場合にお互いの要望や内容の確認など、重要な取り決めの際に、しっかりと「間」をとって話すのも効果的です。
会話のバランス(相手の話を聞く)
初対面での会話のバランスも気をつけたいところです。
特に初対面でお互いのことをよく知らない状態で、自分ばかりがしゃべってしまうと会話のバランスが崩れます。
基本は相手の話を聞くことを意識しましょう。
会話のバランスとしては、おおよそ「話す(自分の話)」と「聞く(相手の話)」の割合が「2:8」か「3:7」を意識するといいです。
相手の話を聞くポイントは以下の3つ。
姿勢を正して「あなたの話をしっかり聞いています」という態度を示しながら、適度にリアクションを取ると会話がスムーズになります。
特に「アイコンタクト」「うなずき」「あいづち」は会話を円滑にする潤滑油になります。
「聞いている」というリアクションを怠らないことで、相手は、
自分の話をしっかりと聞いてくれている!(嬉しいな)
といった安心感を感じて、会話がより盛り上がっていくんですね。
しかし、会話が盛り上がってくると、どうしても「自分が話したい!」という場面はくるかと思います。
しかし、そこはグッと我慢をして相手が話し終わるまではしっかりと聞きましょう!
初対面では相手の話を聞くことに専念するようにしましょう!
※上手に相手の話を聞く方法について詳しく知りたい方は、ブログ【傾聴力がすべて!】コミュニケーションを円滑にして信頼関係を築くコツのリンクを貼っておきますので、ご覧ください!
まとめ【初対面で相手の心をつかむには、会話よりも振る舞いが大事!】
本記事では、初対面で相手の心をつかんでコミュニケーションを円滑にする方法を解説しました。
初対面では相手が抱く「自分の印象」をとおして、コミュニケーションが行われます。
初対面の最初の段階では、言葉を交わしていなくても目に入ってくる刺激によって印象は決まってしまします。
もし自分の印象が相手にとって「ネガティブ」なものであった場合、その後のコミュニケーションに大きく影響してしまうんですね。
ですから、初対面で相手の心をつかむためには、
まずは何を話すかよりも、自分の行動や振る舞いの方が大事
反対に相手の心をつかむことができれば、会話が多少うまくいかなくても、相手は良い印象を持ってくれます。
初対面で相手の心をつかむためにも、以下のポイントを参考にしてください!
上記のポイントはどれも、人間関係においてごくごく基本的なことですが、意外とできていない人も多いのではないでしょうか。
さらに挨拶がしっかりとできれば、より相手の心をつかむことができるはずです。
初対面で相手の心をつかむには、会話が上手にできるかどうかよりも、あなたの行動や振る舞いが大事です!
印象が良ければ、会話の出来は二の次になるはずです。
まずは、自分の印象をできるだけ良くできるように意識しましょう。そうすれば、自然にコミュニケーションが円滑になります。
この記事が皆様の参考になれが幸いです!