人見知りで、初対面の人とうまく話ができない・・・
仕事上、どうしても初対面の人と話すことは多いし。
緊張して会話も続かないから、
なんとかスムーズに会話を続ける方法はないかな・・・・
こういった悩みに応える記事です。
仕事でもプライベートでも、初対面の人と会話をするのは緊張しますよね。
相手が「どんな人」かわからないから、「どんな話をすればいい」のか考えるほど、緊張で変な空気になってしまう・・・
特に仕事上だと、相手に「失礼のないように」と失敗できないプレッシャーもあるので、
余計に会話が続かず、気まずい思いをしたという方は非常に多いです。
はじめましてoni(おに)と申します。
コミュニケーションの悩みを解決できるコンテンツを運営してます。
僕の簡単な経歴は以下のとおり。
- 接客業(ホテル・販売など)の社員経験24年
- 店長及び関東エリアチーフの経験あり
- 新人教育も担当
※詳しいプロフィールはこちら。
結論、人見知りでも、ポイントを意識すれば初対面の人と問題なく会話を続けられます!
初対面の人と会話を続けるのに、特別なスキルは必要ありません!
本記事では、初対面の人とスムーズに会話をするための一連の流れを解説!この流れを実践すれば、誰でもスムーズに会話を続けるられるようになります。
初対面の人との会話が続かなくてお悩みの方、少しでも相手に好印象をもってもらいたい方は、ぜひこの記事を最後まで読んでください!
24年以上の接客業務を通して、たくさんの人と接してきた僕の記事ですので、多少は信ぴょう性はあるかと。
初対面での「第一印象」をよくする
まず初対面の人とスムーズに会話を続けるために重要なのが、「お互いがリラックスしている」こと!
緊張状態のまま会話を始めてしまうと、
- 表情が険しくなってしまったり
- 話がかみ合わなくなってしまったり
相手の様子をうかがう余裕がなくなって、かなり気まずい空気になってしまいますよね。
そうならないために、まずは初対面での「第一印象」をよくすることが大切!
第一印象をよくするためのポイントは以下の3つ。
ひとつずつ解説しますね。
笑顔で挨拶
これは基本中の基本ですが、「笑顔で挨拶」すること。
笑顔の挨拶は、相手の警戒心をほぐして、安心感や信頼感を与えます。
初対面だと、どうしても「不安感」や「恐怖感」が顔に出てしまいますので、自分が思う以上の「大袈裟な笑顔」を相手に向けましょう!
大袈裟な笑顔だと、相手はびっくりして「おかしい人が来た!」とか思うんじゃないの?
って思いますよね。
安心してください。緊張もあるので、自分が思うほどの「大袈裟な笑顔」にはなりません。
相手からしても、まったく違和感はないはずですよ。
初対面が「素敵な出会い」になるには、いかにお互いが「リラックスできるか」にかかっています!
またしっかりと挨拶できる人に対して、相手は「親近感」を抱き「好感度」も上がります!
挨拶の詳しい効果を知りたい方は、人に好かれる挨拶の効果4選【仕事に与える5つの効果も解説】もチェックしてください!
相手への「感謝」を伝える
次に相手への「感謝」を伝えること。
名刺交換や軽い挨拶に加えて、「会えたことに感謝するきもち」をを伝えると相手の印象はグッと上がります。
「〇〇さんに、お会いできて光栄です!お忙しい中、時間を割いてくださってありがとうございます!」
といったように、仕事だとしても「あなたに会えたことが嬉しい!」という気持ちを伝えると、
相手もあなたに会えたことを嬉しく感じ、信頼感が上がります。
感謝の気持ちは、声のトーンを高くして・はっきりと伝えましょう!
職場で感謝を伝える効果を知りたい方は、「ありがとう」の効果で職場の幸福度を上げて人間関係を円滑にしよう!もチェックしてください。
姿勢と目線を整える
初対面では単純な見た目も大事です。特に注意したいのが、姿勢と目線です。
どうしても初めて会う人だと、
- 緊張で体がこわばって仕草がぎこちなくなる
- 不安で目線がキョロキョロと泳いでしまう
相手だって、「どんな人が来るんだろう」「気難しい人じゃないだろうか」と緊張しているはずです。
それなのに、自分が不安げな態度だと、相手はさらに緊張してしまいますよね?
ですから、初対面の人と会う時は、肩の力をほどよく抜いて、目線は相手の顔に向けることを意識しましょう!
「表情」「声」「態度」の3方向から、相手の緊張感をほぐして、「リラックス」させることがポイントです
初対面で「会話の入口」をつくる
次は、苦手な人が非常に多い、初対面で「会話の入口」をつくること。
その日の会話がスムーズにいくかどうかは、この会話の入口がしっかりとつくれるかどうかにかかってます!
会話の入口を作る方法は以下の4つ。
ひとつずつ解説します。
「名刺の情報」から会話をつくる
まずは交換した相手の「名刺に書かれた情報」から会話をつくること。
名刺には相手の「名前」「会社名」「会社の所在地」「相手の役職」など、ちょっとした話のきっかけが散りばめれています。
たとえば、
「御社は上野にあるんですね!実は家族でよく上野動物園に行くんですよ!
子供がパンダ好きで・・・・
このように、会社の所在地から「動物園」という話の入口をつくれます。
この流れから、
- 相手に家族はいるのか・・・「〇〇さんはご家族はいらっしゃるんですか?」
- 休日は何をしているのか・・・「ご家族との休日はどこに行かれるのですか?」
- 動物園に行った後に遊べる場所・・・「動物園以外にも上野でおすすめの場所はありますか?」
といったように話が広がるので、ぜひ相手の名刺を活用しましょう!
相手の「身の回りのもの」から会話をつくる
バッグや靴、時計やメガネなど相手の「身の回りのもの」から会話をつくる。
普段身につけるものは、相手の「こだわり」や「好み」が反映されていることが多いので、会話が広がりやすいです。
たとえば、
〇〇さんがつけてらっしゃる腕時計、すっごく素敵ですね。
実は私の父親が愛用していた腕時計なんですよ。父が定年した際に、私に譲ってくれたんです・・・
相手のつけている「腕時計」一つでも、何かしらのエピソードがありますよね。
そこから相手の「趣味趣向」「家族関係」などのバックボーンがわかることがあります。そこからさらに会話を広げることもできるんですね。
「緊張している」ことを伝えて会話をつくる
初対面であれば、誰でも大なり小なり「緊張」しているものです。
だからこそ、反対に自分が今現在「緊張している」ということを伝えて、会話を広げていきます。
たとえば、
商談の経験が浅くて、実は今すごく緊張しているんです・・・
そうなんですね。実は私も緊張していて・・・気の利いた話もできないので
このように、自分の今の感情を素直に伝えることで、相手の緊張もほぐれて、会話がはじまる可能性もあります。
「自分がどんな人間か」を理解してもらえるので、打ち解けやすくなるんですね
「自分の持ちネタ」で会話をつくる
あらかじめ雑談として、「自分の持ちネタ」を用意して会話をつくる。
雑談の選び方は以下の3つ。
これらの中から、自分の話しやすいネタをあらかじめ用意しておくことで、いざというときのネタになるんです。
おすすめの雑談ネタは「旅行」「出身地」「食べ物」です!この3つは話が広がりやすく、比較的誰でも共感できる話題だから
たとえば旅行なら、
先月、家族で北海道に行ってきたんですよ。妻の実家が北海道で、毎年行ってるんですよね
そうなんですか!北海道には行ったことないので、行ってみたいんですよ!
やっぱり食べ物は美味しいんですか?
このように、自然と話が広がるので、「頭をフル回転」させる必要はなくなります。
初対面での会話が続かない場合には、いざというときの「自分の持ちネタ」をいくつか用意しておくのもいいでしょう。
雑談でNGな話題は「下ネタ」「自慢話」「悪口・噂話」です。相手が不快になったり、嫌悪感を抱く可能性があります。
雑談のメリットは以下の3つです!
・相手の話に興味を持っていることを示せる
・相手の緊張をほぐす
・相手の話から「知識」が得られる
初対面で会話を続かせる方法
初対面の人と会話を続かせる方法を解説しますね。
会話を続かせる方法は以下の3つ
ひとつずつ解説しますね。
とにかく相手の話を聞く
会話が続くポイントは相手に「たくさんしゃべってもらう」こと。
話を聞くときの注意点は以下の3つ。
会話の横取りをしない
相手の話を聞く際に注意したいのが、「会話の横取りをしない」ということ。
相手の話中は、たとえ自分が「話したい」という衝動に駆られてもグッと我慢をしましょう!
特に、相手の会話の中に「自分の知っていること」や「自分が経験したこと」が出てきた場合は要注意!
反射的に口を出して、相手の話を奪ってしまう可能性があります。これは本当に失礼ですし、嫌われます。
たとえば、
先月、家族で北海道に行ってきたんですよ。妻の実家が北海道で、毎年行ってるんですよね
あっ、北海道ですか?僕も昨年行きましたよ!そういえばそこで面白いことがあったんですよ〜!
この時点で「会話の主導権」は自分になってしまいます。
相手がその後に、話したかったことを話せないままになってしまうんですね。
またエンタメやスポーツなど、あなたが結果を知っていたとしても、相手の話に口を出さないようにしましょう。
あくまでも会話の主導権は相手にありますので。
最後まで話を聞かずにまとめる
最後まで話を聞かずにまとめることも、相手にとっては不愉快です。
前述したように、話の結論やオチがわかっていたとしても、「ああ、それってこうですよね」と相手の話の腰を折るのはぜったいにNG!
どんなにあなたが悪気がなかったとしても、その後相手は話の続きをする気は失せます。
また話を最後まで聞かずにまとめてしまうと、相手は「自分の話が長かったのかな?」「話がつまらなかったのかな?」と困惑してしまいます。
当然その後の会話はまったく弾まず、つまらないものになるでしょう。
イメージとしては、相手が話し終わってから「約3秒たったら」話し始める感じ。それまでは途中で口を挟まないこと!
自分の話ばかりしない
相手とのやりとりで、自分の話ばかりするのは問題外です。
どんなに相手が聞き上手で、自分の話を聞いてくれそうでも、あくまで「目的は相手に話してもらうこと」ですよね。
たとえば、
先月、家族で北海道に行ってきたんですよ。妻の実家が北海道で、毎年行ってるんですよね
ああ、北海道ですか。そうそう北海道といえば、僕が行った時はですね・・・・
すぐに「自分の話にすり替えて」しまうと、相手からしても話す気がなくなります。もちろんあなたの印象は最悪です!
相手の話に反応する「うなずき」や「あいづち」はとっても重要ですが、あくまで会話のターンは相手です。自分が話すターンではないということを意識しましょう!
「うなずき」と「あいづち」でしっかりとリアクション
次は「うなずき」と「あいづち」で相手の話に、しっかりとリアクションすること。
相手の話を聞くことは、ただ「話させる」のではなく、相手の話に「自分もリアクションで参加」することです。
具体的には、
- 「うなずき」で相手の話を、真剣に聞いていることを示す
- 「あいづち」で相手の話に理解や共感を示して受けとめる
これによって、相手はあなたとの会話が「楽しく、嬉しい」と感じて、親近感を抱くんですね。
「うなずき」は、控えめにうなずくことがポイントです。そうすれば相手は嘘っぽく感じないですし、より誠実な印象になります。
「あいづち」は相手の会話によって、しっかりと使い分ける必要があります。
「あいづち」の本質は「相手の話をしっかりと受けとめる」ということなんです。
相手の話を「しっかり聞く」ことは、相手の話を「しっかりと受けとめる」ということ。
拡張話法を使う
最後は「拡張話法」を使って、相手の話を広げていくこと。
拡張話法は上記の、感嘆→反復→共感→称賛→質問の順番で展開していきます。
それではひとつずつ解説しますね。
感嘆
「うわー!」「えー!?」「そうなんだー!」など相手の話を聞いたときの感銘のリアクションです。
先月、家族で北海道に行ってきたんですよ。妻の実家が北海道で、毎年行ってるんですよね
うわー!北海道、いいですねぇ〜!
会話の内容に合わせて、この「感嘆」を使えば、相手の話しのテンポが上がり、より気持ちよく話せます!
ポイントは言葉の後の、「!」「?」の感嘆詞をリアクションや声のトーンにのせて発言すること
反復
話のポイントを繰り返して、相手の話を促進させる。
先月、家族で北海道に行ってきたんですよ。妻の実家が北海道で、毎年行ってるんですよね
おっ、北海道いいですね〜!僕もいきたい!
相手の話のポイントを反復することで、相手は「うん、そうなんだよね。だから・・・・」とスムーズに次の話へと移行しやすくなります。
共感
「わかります」「大変でしたね」「よかったですね」など、相手の感情に寄り添う。
先月、ようやく家族で北海道旅行に行けたんですよ!
家族旅行よかったですね〜!かなり忙しそうでしたが、頑張ったんですね!
相手の話に「うなずき」ながら、相手の感情をしっかりと受けとめる。
称賛
「素敵!」「素晴らしい!」「さすがですね!」など、相手の話を受けて賞賛する。
先月、ようやく家族で北海道旅行に行けたんですよ!
すごい!大変な仕事を抱えてたのに、終わらせて旅行に行けたんですね?さすがです!
簡単の時と同様に、その言葉の後の「!」や「?」の感嘆詞をリアクションや声のトーンにのせて発言すること。
質問
「うんうん、それで?」「それで、どうなったの?」など、相手の話の後を追いかけていく。
先月、ようやく家族で北海道旅行に行けたんですよ!
北海道旅行いいですねー!。それで、どうだったんですか?
いいタイミングで質問が入った場合、相手はどんどん話す意欲が増していきます。相手にとっても無理なく話が広がって、会話が続いていくんですね。
この拡張話法を使えば、ある程度意図的に会話を続かせて、相手も会話を楽しむことができます。
まとめ【初対面で会話が続くかは、お互いがリラックスできるかどうか】
本記事では人見知りでも、初対面でスムーズに会話を続ける方法を解説しました。
お互いに緊張していて「気まずい空気が流れている・・・・」「何とかしなきゃ、何か話さなきゃ・・・」と考えてしまうのは当然です。
初対面でもスムーズに会話を続けるコツは、やはりお互いがリラックスできているかどうか。
まずは緊迫感のある雰囲気を穏やかでフレンドリーに変えるように動くことが先決です。
本記事の一連の流れを実践すれば、徐々に初対面での会話もスムーズに続けられるようになりますよ!
【初対面でスムーズに会話を続ける一連の流れ】
1、初対面での「第一印象」をよくする
2、初対面で「会話の入口」をつくる
3、初対面で会話を続かせる方法
本記事1〜3の一連の流れを実践すれば、徐々に初対面での会話もスムーズに続けられるようになりますので!
この記事が皆様の参考になれば、幸いです。