会話を弾ませるにはどうすればいいんだろう・・・
いつも頑張って会話をするけど、いまいち盛り上がらない。
リラックスして、会話が続くようになればもっと楽しいのに・・・・
なにか会話を弾ませるコツとかないかなぁ・・・
こういった悩みに応える記事です。
仕事でもプライベートでも会話はコミュニケーションの原点です。
誰だって、会話が弾めば楽しいし、人間関係だって円滑になると思いますよね。
しかし実際には家族や友人など、よほどの間柄でなければ、なかなか会話が弾まないのは現状です。
会話が弾まない理由・・・・それは、
会話が相手との共同作業(相手ありき)
だから。
気心が知れている人との会話が弾むのは、その共同作業が無意識にスムーズにおこなわれているからなんです。
会話という共同作業を意識的にスムーズに行うには、いくつかコツがあります。
反対にコツを知らないことで、「おしゃべりは好きなのに、会話がなかなか弾まない」という人は非常に多いんです。
はじめましてoni(おに)と申します。
コミュニケーションの悩みを解決できるコンテンツを運営してます。
僕の簡単な経歴は以下のとおり。
- 接客業(ホテル・販売など)の社員経験24年
- 店長及び関東エリアチーフの経験あり
- 新人教育も担当
※詳しいプロフィールはこちら。
結論、会話を弾ませるコツがわかれば、誰とでも会話を楽しめるようになります!
本記事では、会話を弾ませる3つのコツを解説します。
会話を弾ませるコツがわかることで、仕事でもプライベートでも相手との会話を楽しめるようになります。
また会話が弾むことで、
- 相互理解が深まる
- 人間関係が円滑になる
といったメリットもあります。
人との会話に苦手意識のある方、人間関係を円滑にして仕事で成果を出したい方はぜひ本記事を最後までお読みください!
24年以上の接客業務を通して、たくさんの人と接してきた僕の記事ですので、多少は信ぴょう性はあるかと。
会話を弾ませる3つのコツ
会話を弾ませるには、以下の3つのコツがあります。
ひとつずつ解説しますね。
会話のキャッチボールを意識
会話は「相手ありき」。自分だけが楽しむ手段ではなく、相手も楽しませないといけません。
そのためには、会話のキャッチボールを意識することが非常に大事になってきます。
たとえば、
先日、京都に家族旅行に行ったんだけど、紅葉がめちゃくちゃ綺麗だったんだよね・・・
昨日のサッカー日本代表の試合見た?最近の日本代表は調子いいよね・・・
このように、お互いが「自分の話したいこと」に集中し「相手の話」などは全く聞き入れない状態だと会話は絶対に弾みません。
そこで、会話のキャッチボールで意識するポイントを解説します。
ポイントは以下の3つ
ひとつずつ解説しますね。
自分ばかりしゃべらない
会話の基本は「相手の話を聞く」こと。
自分ばかりがしゃべることで、相手は「もういいや・・・」としゃべる気がなくなってしまいます。
そうすると、自分がどんなにいい話をしたとしても、相手は「ネガティブマインド」になっているので、その後の会話は弾まなくなってしまうんですね。
ですから、まずは・・・・
- 拡張話法で話を広げる
- 「うなずき」や「あいづち」のリアクションをはっきりする
などして、相手の話を聞く体制を整えるようにしましょう。
会話の割合は2:8~3:7程度を意識するといいです。
相手に質問をしたり、相手の話にリアクションをとって「相手が話す割合を増やす」ようにすると、会話のキャッチボールが自然とうまくいきますよ。
※相手の会話を引き出すテクニックとして、以下のブログにまとめてますので合わせてチェックしてください!
自分の話題ばかりしない
誰でも会話の中で少なからず「自分の話をしたい」と考えているものです。
ところが話題が「自分の話」ばかりになると、当然相手はつまらないと感じます。
前述した「自分ばかりしゃべる」ことに繋がりますが、「自分の話したいことも話せる」から会話のキャッチボールになるんです。
ですから、前提として
自分が話したいように、相手も自分の話がしたい
ということを念頭に置いておかないといけません。
会話のキャッチボールに大事なのは、相手が「自分の話をする」ターンを意識しないといけないのです。
相手が「自分の話をする」ターンを意識できれば、相手の異なる価値観や経験から「思わぬ話題」が生まれて話が弾むことも多いです。
相手の反応を見ながら話す
いくら会話のキャッチボールには、相手の反応を見ることも大事です。
なぜなら、会話のキャッチボールというのは、
自分が「相手の話を聞く」事と同様に、相手が「自分の話をどう受け止めているか」も大事
だからなんです。
つまり一方通行なコミュニケーションになっていないか、ということを相手の反応を見て確認するわけです。
自分の話を理解できているか、会話に退屈していないかなど、相手の反応を見ることで、いち早く修正できるんですね。
また、万が一会話の中で相手を傷つけてしまったとしても、すぐに「気に障ったことを言ってしまってごめんなさい」と謝罪もできます
対等の姿勢で会話をする
会話をするときには、誰でも対等であって、どちらが上か下かというのはないんです。
たとえ職場であっても、上司や部下という「立場の違い」はありますが、会話では「対等の姿勢」が重要。
会話に上下関係の概念が入り込んでしまうと、
- 威張る
- 相手を見下す
- 過剰な謙遜やヘリくだりをする
上記のような状態が発生して、会話が非常にぎこちないものになり、会話は弾みません。
対等の姿勢で会話するためには以下の3つが重要です。
以下ひとつずつ解説しますね。
威張らない
上司や先輩がポジションパワーを盾にして、威張った態度でものを言わないこと。
会社組織は立場や役職が比較的明確になっているものです。
結果的に、相手は「自分が意識している以上にポジションパワーを感じている」ということをしっかり意識しましょう。
たとえば以下の状態には注意が必要です。
- ふんぞりかえって話しかけたり、顎を上に向けて偉そうに話をする
- 上から目線でアドバイスをする
- 持論を持ち出して話をする
立場やポジションは関係なく、まずは真摯に話を最後まで聞こうという姿勢をとりましょう!
「話しやすい状況」を作らないと、相手の真意を引き出すことはできなし、相手がコミュニケーションを諦めてしまう。
説教口調で決めつけない
会話を弾ませるためであっても、相手の意見を説き伏せるような説教口調や決めつけはNGです。
そもそも説教口調というのは、
- 自身の価値観や経験の押し付け
- 「自分が正しい」という決めつけ
上の立場の人や年配者の中には、「下の人間は、自分たちの意見に従うべき」という偏った思い込みがある人がいる。
反対意見を出されると、「口答えするな!」「お前の意見は間違っている」とダメ出しをする。
現代は実に多くの価値観に囲まれているので、完全な年功序列の考えを持ち込むと会話は成り立たなくなります。
お互いの意見や価値観を尊重できないと、会話が弾むことはありません。
対話を大切にして、相互理解に努める
会話が弾むには「押し付け」や「決めつけ」を排除してお互いが自分の意見を忖度なく発言できないといけません。
お互いが自分の意見や気持ちを素直に言えるからこそ、会話が弾んで相互理解が深まるんです。
たとえば、相手からの異論・反論に対して、「同意」できなくても「理解」することで建設的な話もできます。
対話を通して、相互理解を深めて関係性を円滑にすることが大事。
お互いを「対等な人間」という意識が足りないことで、いつまでも会話が弾まないのです。
相手を心から受け入れる
会話の楽しさの一つは、相手のリアクションです。
自分とは違ったものの見方や価値観が出てくるからこそ、新たな発見や学びがあるんですよね。
つまり「相手を心から受け入れる」ことで、会話も弾み、自分も新しい知識が増えていくわけです。
相手を心から受け入れるには以下の2点を意識してください。
- 思い込みや先入観をなくす
- 相手の目を見てリアクションをする
思い込みや先入観をなくす
「相手は〇〇な人だから、きっとこうな感じの態度で意見を言ってくるだろう」といった先入観や思い込みは排除する。
たとえば、
血液型がB型の人は、マイペースでいい加減だ!
こういった何の根拠もない「勝手な思い込みや先入観」で相手と会話をすると、会話が噛み合わなくなったりぎくしゃくしてしまいます。
実際に相手と会話を始めるまでは、
- 相手に対する「勝手なイメージ」を排除して
- 「ありのままの相手」を受け入れる
ようにしましょう。
結果的に、「話しにくそうな人が気さくであったり」、「自分とは合わないだろうと思った人が大親友になる」ことだってあります。
※「思い込み」や「決めつけ」の影響について詳しく知りたい人は、
ブログ【アンコンシャスバイアスを意識せよ!】思い込みや決めつけの激しい人の特徴のリンクを貼っておきますので、ご覧ください!
相手の目を見てリアクションをする
会話は「相手の話を聞く」ことを意識と解説しましたが、ただ「黙って聞いている」という状態ではダメです。
相手の目を見て、しっかりとリアクションをすることで会話が弾んでいきます。
相手の目を見ながら、下記のようなリアクションでコミュニケーションを円滑にします。
目を見て「うなずき」「あいづち」をすることで「あなたの話に興味があります」という意思表示になります。
また相手も「自分の話をしっかりと聞いてくれている」と感じるので、より会話が弾みコミュニケーションが円滑になるんですね。
目線が泳いだり、険しい表情だと、相手が気まずくなり、会話がぎくしゃくするので注意!
※相手の話に対するリアクションについて詳しく知りたい人は、
ブログ【傾聴力がすべて!】コミュニケーションを円滑にして信頼関係を築くコツのリングを貼っておきますので、ご覧ください!
会話を弾ませる「聞き方」のコツ
会話を弾ませる「聞き方」のコツは以下の3つ。
ひとつずつ解説しますね。
リラックスして話を聞く
コミュニケーションはお互いがリラックしている方が、断然会話が弾むものです。
リラックスすると会話が弾む理由として「緊張」「不安」「恐怖」がないので、スムーズに言葉が出てくるんですね。
反対に「プレゼン」や「スピーチ」などが難しいのは、上記した「緊張」「不安」「恐怖」といった感情があるからなんです。
確かに、仲の良い友人との会話とかだと、ちょっとした冗談とかもサラッと言えるもんな
こう言った方も多いかと思います。
お互いが「ネガティブな感情」がなく、リラックスして相手の話を聞ける状態であれば、おのずと会話は弾むものです。
会話が弾まないときには、
- 改まって姿勢を正して聞こうとすると、相手が窮屈に感じてしまう。
- 聞き手がかしこまったり、緊張していては相手へのプレッシャーも凄まじい。
リラックスして話を聞くというのは「あなたの話を聞くのが楽しみ」という表情で、リラックスして聞くことです。
上記のような雰囲気がリラックスした状態ですので、相手の話を「聞く」ときには、意識しましょう!
あいづちにも変化をつける
「あいづち」は会話の潤滑油です。相手が「あいづち」を認識してこそ、会話が弾むんです。
しかし意外に黙って話を聞いて「単調に頷く」人も多いです。自分としては「相手の話を理解してうなずいて」つもりなのに、いまいち会話は盛り上がらない。
では、なんで会話が弾まないのか・・・・理由は、相手が「あいづち」をしっかりとしたリアクションとして認識してないから。
「そうなんだ」「へぇ〜」などのはっきりとしたリアクションがあることで、相手の話はよりエンジンがかかってくるもの。
つまり、「単調にうなずく」程度では、相手は物足りないということなんですね。
だからこそ会話を弾ませるために、聞き手の「あいづち」が何より大切である。
ただ「黙って相手の話を聞く」のではなくて、会話の内容に応じて、上記の「あいづち」を使い分けましょう!
相手の話を横取りしない
相手に興味と関心を持って、相手中心に話を進めていける人が「聞き上手」な人です。
だからこそ会話は弾んでいくんですね。
しかし、最初は聞き役に回っていても、すぐに相手の話をとって、自分の話を始めてしまう人がいます。
たとえば、
先日京都旅行に行ってきたんですよ。紅葉がとっても綺麗で・・・・
おっ!京都の紅葉といえば、〇〇は素晴らしいんです!私は毎年行っていて・・・・
このようのに、相手が満足に話切っていない状態で、サラッと横取りして自分の話題にしてしまうんですね。
くれぐれも「人が誰でも自分のことが話したい」という意識を忘れないように注意してください!
どんなに口数が少ない人でも、恥ずかしがり屋で会話がうまくできないから話をしないだけで、根本は「自分の話がしたい」と思っています。
上記を意識して相手の話を聞くことで、以下のメリットがあります。
会話の中で、「自分が話したい!」という気持ちになっても、上記のメリットを意識してグッと我慢しましょう!
まとめ【会話を弾ませるには、相手を中心に会話をすること!】
本記事では、会話を弾ませる3つのコツを解説しました。
「会話を盛り上げたい!」と思ったときに、どうしても自分が「なにか話さないと・・・・」という気持ちになります。
しかし、会話を弾ませるもっとも効果的な方法は、「相手を中心に会話を進める」ことなんですね。
相手の「話を聞く」こと、相手の話に「リアクション」することは、会話が「相手ありき」というのを理解していないと実践できません。
会話は相手との共同作業です。本記事の以下のコツを参考して、ぜひ会話を楽しめるようになりましょう!
また、自分が「聞き役」のときには、下記のポイントも合わせて実践すると、より会話は弾むはずです!
会話はコミュニケーションの原点です。会話を弾ませるためには、「相手を中心に会話を進める」ことを意識しましょう。
また、どんな人でも「自分の話をしたい」と思っているという認識も忘れずに!
この記事が皆様の参考になれば幸いです!